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2025年1月の記事一覧

恵北読書マスター 1年 大友 久実 さん 「やっぱり本が好き!」

 

 中学校にはライトノベルがたくさんあったので、片っ端から読んでいました。高校にも少しはあるので、あった!懐かしい!なんて思いながら、探して楽しんでいます。高校の図書館でもこれから色々揃えてもらおうかな。
 異世界ものが好きなんです。妖怪なんかが出てきたらもう興奮しちゃいますね。峰守ひろかず「絶対城先輩の妖怪学講座」、仁科裕貴「座敷童の代理人」芦花公園「異端の祝祭」、蒼月海里「幽落町おばけ駄菓子屋」……タイトルから、もう好きです。本を選ぶときはタイトルの他、挿絵や表紙も参考にします。「絶対城先輩の妖怪学講座」は、妖怪について膨大な知識を持つ大学の先輩が不思議な事件を次々に解決していく話。「座敷童の代理人」は、妖怪ものを書く作家が座敷童がいるという噂の旅館に取材に向かうのですが、なぜかその座敷童がいなくなっていて、その座敷童の代わりに妖怪の悩みを解決していく話。「異端の祝祭」は、生きているものとそうでないものの区別がつかない主人公の話。「幽落町おばけ駄菓子屋」は、この世とあの世の狭間で迷う穢れた魂の人々を救う語……どれも、この世界とは違う世界にちょっとだけ触れる、そんなお話です。本当のことを言えば、私は妖怪や不思議なものが「見える」より、「聞こえる」シチュエーションにぐっとくるんです。ある特定の条件が揃うと不思議な声や音が聞こえる、とか、大好きです。ちょっとマニアックですか?
 他のジャンルの本も、オールマイティに読みます。「オークブリッジ邸の笑わない貴婦人」は「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」でおなじみの太田紫織さんの作品で、北海道東川町の十九世紀英国式の生活をしているお屋敷でメイドとして働くことになった派遣家政婦の話。北海道の話ということでなんだか身近に感じられて好きなんです。ほしおさなえ「活版印刷三日月堂」「紙屋ふじさき記念館」は、どちらも昔ながらの活版印刷や紙の世界に魅了された主人公の話。本が好きな人って、要するに紙に印刷されたものが好きなんですよね。というわけで、私もデジタルより断然、紙で読む派です。
 今はダン・ブラウンの「天使と悪魔」を読んでいます。長編ですが、あまり苦にはなりませんね。
 本当に本が大好きで、去年のクリスマスプレゼントにも本をリクエストしたんです。5冊買ってもらいました。今年も本が欲しいけれど、何にしようかな