図書館News

「本の力」

恵北読書マスター 1年 竹山結花 さん

 

私は11月3日の地下歩行空間で行われた高校生ビブリオバトル、そして
11月5日の第10回全国高等学校ビブリオバトル北海道大会に参加し、
夏川草介さんの「本を守ろうとする猫の話」という本を紹介してきました。
5日の大会ではなんと、全道ベスト4に入ることができました。

普段から本が大好きで、たくさんの本を読んでいます。図書館も大好きです。
今回のビブリオバトルで紹介した本は、祖父を亡くして引きこもっていた主人公が一匹の猫と迷宮の世界を旅しながら閉じ込められていた本たちを解放していく、というストーリーの、中学生の時から大好きな小説です。この本には本を強く思う気持ちが詰まっていて、元々本が好きだった私に、改めて、私は本当に本が好きなのだと思わせてくれました。

ビブリオバトルに出場して、たくさんの知らない人たちから声をかけてもらいました。北海道大会の会場は北海学園大学だったのですが、生徒さんから「私は恵庭から通学しているので、予選の時からずっと応援していました。頑張ったね!」と言われた時は嬉しかったです。チカホでの発表の時は大勢の人が足を止めて聞き入ってくれ、たくさんの人にお気に入りの本について知ってもらえて、とても達成感がありました。

本は、私たちにたくさんのことを教えてくれます。実際、私自身も、困った時、
今まで読んできた本が道標になってくれたことがありました。きっとこの先も私は、何度も何度も本を読み返し、そのたびに力をもらって前に進んでいくのだと思います