校長のひとこと

一生懸命はかっこいい

 9月21・22日は、体育大会でした。生徒会が企画した今年の大会の中で、私は2つ大きなヒットがあったと思います。ひとつはソフトボールの優勝チームとエキシビションで教員チームが対戦したことです。若い教員集団の学校であればよくある企画ですが、本校は平均年齢が高い教員集団なのでなかなか実現しませんでした。しかし、今年は生徒会のこの要望に、教員十数名が応え、参加したのです。もっとも、思うように体は動きません。打てない、投げられない、走れないといったメンバーに対し、本校生徒は優しいものです、多少の手加減を加えながら互角にゲームを進め、10対9で生徒チームが勝利しました。会場は大いに盛り上がりました。動けないながらも大きな声を出しながら一生懸命プレイする先生の姿に、多くの生徒が喜び拍手を送ったからです。
 もうひとつは、2日目の午後にリレー競技を設けたことです。リレーは小学校の運動会の花形競技です。クラス代表の生徒が走り、全校生徒がそれを応援することができました。球技だとどうしても周りで応援できる人数が制限されますが、陸上競技は本校のグラウンドが広いので全校生徒で応援できるのです。一生懸命走っている生徒たちに皆で応援する光景は、コロナ禍でしばらく見られなかったものでした。ようやく学校が戻ってきたなあと実感したところです。
 生徒も先生も一生懸命動く姿はかっこよく、周りも応援しがいがありました。そんな大会を企画・準備した生徒会の皆さんに感謝です。